2023年
12月
03日
(日)
12:53 |
編集
夜中にスマホの津波注意報に起こされてやや寝不足気味ですが、午前9時には津波注意報も解除され、東京地方のいまは穏やかな晴れの日曜日です。みなさんいかがお過ごしでしょうか。
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さて、今日は朗読をめぐるマニアックな話をたっぷり書くつもりです。お付き合いいただける方だけ目を通していただければと思います。11月某日、エッセイスト森下典子さんご本人の前で『日日是好日(にちにち これこうじつ)―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ―』から「まえがき」をまるごと朗読させていただく機会があり、直接ご感想をいただき、つらつら考えたことなどを記します。
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おっとその前に。朗読繋がりで、先月お知らせした公演情報を再び。みなさんとっくにご存知のことと思いますが、デーモン閣下はミュージシャンとしてだけでなく、朗読家としてもすばらしいパフォーマーです。閣下にぼくの脚本を読んでいただけるのはとても光栄なことです。当日ぼくも観客の一人として客席にいます。気がついたらお声がけください。
↓公演情報・お申し込みはこちらから↓
●太鼓と旅して40周年記念
レナード衛藤×デーモン閣下 音楽&朗読ライブ
Silently She Dances
https://leoeto.com/ssd/
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*
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それではいよいよ本題にはいります。テーマは「男が女性一人称のテキストを朗読すること」について。典子さんや他のみなさんとしたやりとりをめぐり考えたことを。
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どういう経緯で森下典子さん(以下典子さんと書かせていただきます)ご本人を前に朗読することになったのかから語り起こすと長くなるので、そこは、はしょります。そういう機会があったとだけお伝えします。場所はこれまでもときどきご案内してきた八王子は都立長沼公園内の歴史ある囲炉裏料理の店「鎌田鳥山」でのできごとです。
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朗読後に典子さんから「男の人の声で聞いて違和感がなかったのは初めてかもしれない」と言っていただき、大変光栄に感じました。その後、じきじきメールもいただき、そこにはもっと詳細に、次のような趣旨のことが書かれていました。
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“自分が書いたと思うからか、朗読者が男性であっても、どこか女性色に聴こえることがある。高階さんの「まえがき」を聴いた時、不思議に女性色に聴こえなかった。それでは「男性色」かと言うと、それも違う。
つまり、まったく性別をとっぱらった、あるいは共通の色。
「日日」は、性別を越えたんだな〜、と感慨深く、大変嬉しかった”
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これはもう、最高のコメントです! これを受けて、お返事を書きながらぼくなりに考えました。
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かれこれ2年以上『飛行機工場の少女たち』の朗読ライブで、たくさんのたくさんの“少女たち”や“母世代となった女性たち”の心情や思索を語ることを重ねてきたことが実を結んだのではないか。
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『飛行機工場の少女たち』の手記の大部分は女性たちによる一人称の思い出の記録です。28年前に女学生だった40代の女性たち。その多くはかつての自分自身と同世代の子どもの母となっていました。それに加えて、高等女学校の先生方や寮に建物を提供した料亭のおかみさん、工場側の人、同窓会開催のきっかけをつくった郵便局長さんなど、年齢も性別もバラエティに富んだ手記を読み進めたことも良かったと思います。
ㅤㅤㅤ
ぼくは「からだは楽器だ」と考えています(これは“じぶんの声と体で語る”をスローガンに掲げるオンライン道場studio_o3でも、ことあるごとに話しています)。ぼくの(そしてあなたの)からだは世界にただ一つしかありません。つまり、誰もが世界でただ一つの楽器を持っている、ということになります。
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朗読と音楽を重ねてみると、からだは楽器でテキストは楽譜ということになります。
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朗読者は自身のからだという楽器の持ち主であり、同時にそれを演奏する演奏者でもあります。ぼくのレッスンでは楽器のグレードアップをはかりつつ、演奏者としての技術を磨き、最終的にはその人ごとの表現を追求していくことをめざしています。これはぼく自身が朗読をするときに念頭に置いていることそのものです。
ㅤㅤㅤ
楽器のたとえ話で続けましょう。チェロでバイオリンの音は出せませんが、バイオリン用に書かれた曲をチェロなりに編曲して演奏することはできます。その曲が(曲の楽譜=テキストが)すばらしいものであれば、バイオリン用の曲であっても、チェロなりに演奏することができます。
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朗読に話を戻すと、チェロ(男性の体という楽器)を使って、バイオリン曲(女性一人称のエッセイという楽譜)を演奏する、と言い換えてもいいいでしょう。
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『飛行機工場の少女たち』の朗読ライブでは、そんなふうに、女性たちの手記をたくさんたくさん読み進めてきました。ぼくなりに書き手はどんな楽器の持ち主だったのかをテキストから類推しました。
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「この人はどんな声でしゃべったんだろう? せっかちなのかな? おっとりなのかな? ハキハキしていたのかな? 自信なさそうだったのかな? 剽軽だったのかな? クールだったのかな?」などなど。その楽器はどんな風に響いたのか。書き手のヴォイスを探りながら読むことを心がけてきました。
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もちろんチェロにバイオリンの高音を出すことはできません。なのでチェロなりの演奏方法を探り続けた数年間でもありました。
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結果的に、書き手が男性か女性かにとらわれずぼくなりに“演奏”する、というやり方が身につきました。典子さんに書いていただいた “まったく性別をとっぱらった、あるいは共通の色” という表現は、「そのようであれたら」と願う姿そのものです。読んで、我が意を得たり!と思うと同時に、願った通りに伝わって大変嬉しく感じました(典子さんからは他にも素敵なコメントをいただいたのですが、それはぼくの宝物としてそっと胸にしまいますw)。
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ここに書いたことはたぶん、朗読に限った話ではなく、ほかのいろいろな表現ともつながる話だと思います。ご興味のある方はぜひコメントをお寄せください。こういう話をまったりする場も設けてみたいですね。
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最後に、蛇足ですが、いくつか補足説明を。
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『日日是好日』は黒木華、樹木希林、多部未華子出演の映画でご存知の方も多いと思いますが、原作は「とにかくすごい!」の一言です。基本、言語化不可能なはずのお茶の世界を、ど素人のぼくにもわかるように言語化したこの本は奇跡です。
ㅤㅤㅤ
映画化の際に典子さんがお茶に関する監修のような立場で撮影現場に巻き込まれた日々の記録も後日譚として抜群に面白く、しかも深い洞察に満ちているのでリンクしておきます。お勧めします。この本のタイトル『青藍の庭にすわる』を決めるタイミングで相談相手として〈職業・話し相手〉をご利用いただいたことも懐かしい思い出です。
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●『日日是好日(にちにち これこうじつ)―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ―』(新潮社)
https://www.shinchosha.co.jp/book/136351/
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●映画『日日是好日』公式サイト
https://www.nichinichimovie.jp
ㅤㅤㅤ
●『青嵐の庭にすわる 「日日是好日」物語』(文藝春秋)
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163914718
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他にも話したいことはいっぱいあります。防災アルバイターに関して。上にも書いた『飛行機工場の少女たち』朗読、〈職業・話し相手〉、studio_o3のナビゲーター、「遊びBAR」マスター、予防学などあれこれ手を広げすぎてあたふたしていますが、全部この先の後半生を彩る大事なものばかり。【近況報告】でも折々ご紹介させてください。それではまた来月、というか、来月はもう2024年ですね。
少々気が早いですがよいお年を!
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さて、今日は朗読をめぐるマニアックな話をたっぷり書くつもりです。お付き合いいただける方だけ目を通していただければと思います。11月某日、エッセイスト森下典子さんご本人の前で『日日是好日(にちにち これこうじつ)―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ―』から「まえがき」をまるごと朗読させていただく機会があり、直接ご感想をいただき、つらつら考えたことなどを記します。
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おっとその前に。朗読繋がりで、先月お知らせした公演情報を再び。みなさんとっくにご存知のことと思いますが、デーモン閣下はミュージシャンとしてだけでなく、朗読家としてもすばらしいパフォーマーです。閣下にぼくの脚本を読んでいただけるのはとても光栄なことです。当日ぼくも観客の一人として客席にいます。気がついたらお声がけください。
↓公演情報・お申し込みはこちらから↓
●太鼓と旅して40周年記念
レナード衛藤×デーモン閣下 音楽&朗読ライブ
Silently She Dances
https://leoeto.com/ssd/
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それではいよいよ本題にはいります。テーマは「男が女性一人称のテキストを朗読すること」について。典子さんや他のみなさんとしたやりとりをめぐり考えたことを。
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どういう経緯で森下典子さん(以下典子さんと書かせていただきます)ご本人を前に朗読することになったのかから語り起こすと長くなるので、そこは、はしょります。そういう機会があったとだけお伝えします。場所はこれまでもときどきご案内してきた八王子は都立長沼公園内の歴史ある囲炉裏料理の店「鎌田鳥山」でのできごとです。
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朗読後に典子さんから「男の人の声で聞いて違和感がなかったのは初めてかもしれない」と言っていただき、大変光栄に感じました。その後、じきじきメールもいただき、そこにはもっと詳細に、次のような趣旨のことが書かれていました。
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“自分が書いたと思うからか、朗読者が男性であっても、どこか女性色に聴こえることがある。高階さんの「まえがき」を聴いた時、不思議に女性色に聴こえなかった。それでは「男性色」かと言うと、それも違う。
つまり、まったく性別をとっぱらった、あるいは共通の色。
「日日」は、性別を越えたんだな〜、と感慨深く、大変嬉しかった”
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これはもう、最高のコメントです! これを受けて、お返事を書きながらぼくなりに考えました。
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かれこれ2年以上『飛行機工場の少女たち』の朗読ライブで、たくさんのたくさんの“少女たち”や“母世代となった女性たち”の心情や思索を語ることを重ねてきたことが実を結んだのではないか。
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『飛行機工場の少女たち』の手記の大部分は女性たちによる一人称の思い出の記録です。28年前に女学生だった40代の女性たち。その多くはかつての自分自身と同世代の子どもの母となっていました。それに加えて、高等女学校の先生方や寮に建物を提供した料亭のおかみさん、工場側の人、同窓会開催のきっかけをつくった郵便局長さんなど、年齢も性別もバラエティに富んだ手記を読み進めたことも良かったと思います。
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ぼくは「からだは楽器だ」と考えています(これは“じぶんの声と体で語る”をスローガンに掲げるオンライン道場studio_o3でも、ことあるごとに話しています)。ぼくの(そしてあなたの)からだは世界にただ一つしかありません。つまり、誰もが世界でただ一つの楽器を持っている、ということになります。
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朗読と音楽を重ねてみると、からだは楽器でテキストは楽譜ということになります。
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朗読者は自身のからだという楽器の持ち主であり、同時にそれを演奏する演奏者でもあります。ぼくのレッスンでは楽器のグレードアップをはかりつつ、演奏者としての技術を磨き、最終的にはその人ごとの表現を追求していくことをめざしています。これはぼく自身が朗読をするときに念頭に置いていることそのものです。
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楽器のたとえ話で続けましょう。チェロでバイオリンの音は出せませんが、バイオリン用に書かれた曲をチェロなりに編曲して演奏することはできます。その曲が(曲の楽譜=テキストが)すばらしいものであれば、バイオリン用の曲であっても、チェロなりに演奏することができます。
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朗読に話を戻すと、チェロ(男性の体という楽器)を使って、バイオリン曲(女性一人称のエッセイという楽譜)を演奏する、と言い換えてもいいいでしょう。
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『飛行機工場の少女たち』の朗読ライブでは、そんなふうに、女性たちの手記をたくさんたくさん読み進めてきました。ぼくなりに書き手はどんな楽器の持ち主だったのかをテキストから類推しました。
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「この人はどんな声でしゃべったんだろう? せっかちなのかな? おっとりなのかな? ハキハキしていたのかな? 自信なさそうだったのかな? 剽軽だったのかな? クールだったのかな?」などなど。その楽器はどんな風に響いたのか。書き手のヴォイスを探りながら読むことを心がけてきました。
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もちろんチェロにバイオリンの高音を出すことはできません。なのでチェロなりの演奏方法を探り続けた数年間でもありました。
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結果的に、書き手が男性か女性かにとらわれずぼくなりに“演奏”する、というやり方が身につきました。典子さんに書いていただいた “まったく性別をとっぱらった、あるいは共通の色” という表現は、「そのようであれたら」と願う姿そのものです。読んで、我が意を得たり!と思うと同時に、願った通りに伝わって大変嬉しく感じました(典子さんからは他にも素敵なコメントをいただいたのですが、それはぼくの宝物としてそっと胸にしまいますw)。
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ここに書いたことはたぶん、朗読に限った話ではなく、ほかのいろいろな表現ともつながる話だと思います。ご興味のある方はぜひコメントをお寄せください。こういう話をまったりする場も設けてみたいですね。
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最後に、蛇足ですが、いくつか補足説明を。
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『日日是好日』は黒木華、樹木希林、多部未華子出演の映画でご存知の方も多いと思いますが、原作は「とにかくすごい!」の一言です。基本、言語化不可能なはずのお茶の世界を、ど素人のぼくにもわかるように言語化したこの本は奇跡です。
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映画化の際に典子さんがお茶に関する監修のような立場で撮影現場に巻き込まれた日々の記録も後日譚として抜群に面白く、しかも深い洞察に満ちているのでリンクしておきます。お勧めします。この本のタイトル『青藍の庭にすわる』を決めるタイミングで相談相手として〈職業・話し相手〉をご利用いただいたことも懐かしい思い出です。
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●『日日是好日(にちにち これこうじつ)―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ―』(新潮社)
https://www.shinchosha.co.jp/book/136351/
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●映画『日日是好日』公式サイト
https://www.nichinichimovie.jp
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●『青嵐の庭にすわる 「日日是好日」物語』(文藝春秋)
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163914718
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他にも話したいことはいっぱいあります。防災アルバイターに関して。上にも書いた『飛行機工場の少女たち』朗読、〈職業・話し相手〉、studio_o3のナビゲーター、「遊びBAR」マスター、予防学などあれこれ手を広げすぎてあたふたしていますが、全部この先の後半生を彩る大事なものばかり。【近況報告】でも折々ご紹介させてください。それではまた来月、というか、来月はもう2024年ですね。
少々気が早いですがよいお年を!
2023年
11月
06日
(月)
12:08 |
編集
先日、11/4(土)に、Yahoo!ニュースで下記タイトルの記事が流れてきて、読むと“これで今年141日目の夏日となり、去年と並んで過去最多タイ記録だった年間の夏日日数をさらに更新した。”とありました。
●【速報】東京都心で25.0℃を観測 11月に夏日は14年ぶり 過去最多の夏日日数も更新
https://news.yahoo.co.jp/articles/aa89b7d11ec8e66128a09ce22f796f40c591b4f4
ㅤㅤㅤ
ちなみにこれを書いている11/6(月)も再び夏日となる予報が出ています。1年は365日。142日となると38.9%。ほぼ4割。年間の4割が夏日って、何気候といえばいいんでしょうね? 少なくとも東京にはもはや四季はなく、夏季と冬季の二季と、その間をつなぐ移行期間があるだけなんじゃないかと思えます。今年、熱中症で救急搬送された人の数が9万人を超えていて、毎年平均1000人超の死者が出ているそうです。1000人を超えるなんて大災害級です。
ㅤㅤㅤ
いまさらもう「毎年が異常気象だ」とか「平年なんて年はどこにある?」なんて言っても仕方ありませんが、その状況に慣れてしまうのも危険です。例えば今年、現時点で台風は16号にしかなっていません。そのうちのいくつかは大きな災害をもらたしましたが、発生数自体は少ないと言っていいでしょう。これが何を意味するのか。数が減った分威力が増すのか、たどるコースが前例のないものになるのか、あるいは11月を過ぎてからどんどん台風が発生するのか。油断せずに見守りたいと思います。
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* * *
ㅤㅤㅤ
と、防災アルバイターっぽい話はこのくらいにして。
ㅤㅤㅤ
巨大な災害のことは、ずーっとぼくの頭の中にあるようで、個人的に書き溜めている虚構作品群の中にも繰り返し登場します。そこでは〈大災厄〉と名前をつけていくつもの作品の中で描き出しています(そういえば新海誠監督の最近の3作品『君の名は。』『天気の子』『すずめの戸締り』もいずれも巨大災害が背景にありますね。巨大な災害は作家のオブセッションの元になりやすいのかもしれません)。
ㅤㅤㅤ
そしてそして。ずばり〈大災厄〉という設定を持ち込んだ脚本『Silently She Dances〜静かなるダンス』という作品を2016年に執筆しておりまして、その再演が12/8にあります。ぜひ足をお運びください。
●12月8日(金)新宿ReNY レナード衛藤×デーモン閣下 音楽&朗読ライブ
https://leoeto.com/news/462/
ㅤㅤㅤ
[公演情報]
◆タイトル:
太鼓と旅して40周年記念
レナード衛藤×デーモン閣下 音楽&朗読ライブ
“Silently She Dances”
◆日時:
12月8日(金)新宿ReNY
開場18:00 開演19:00
◆出演:
レナード衛藤(太鼓)
デーモン閣下(朗読、歌)
林正樹(キーボード)
◆スタッフ:
脚本:高階經啓
舞台監督:伊藤英一(クリエイション)
照明:小宮康生(Inner filaments)
音響:木村文子
◆チケット(全席自由)
7,000円(税込)+1ドリンク代
※整理番号順に入場
ㅤㅤㅤ
企画・制作・演出・演奏を手がけるのが和太鼓奏者のレナード衛藤さん。鼓動の音楽監督という経歴にピンとくる人、世界50カ国を股にかけ各地のミュージシャンやダンサーとのコラボ活動で知る人、そして父上(筝 生田衛藤流家元の衛藤公雄)、兄上(重金属打楽器奏者のスティーヴ・エトウ)というDNAに反応する人などいろいろでしょうが、とにかく自由な生き方と演奏にライブで触れて欲しい! 朗読・歌は言わずと知れたデーモン閣下。打ち合わせのために初めてお会いした時は世を忍ぶ仮の姿で登場され「おお、人間そっくりだ!」と感動したものです(笑)。キーボードの林正樹さんは、国内外で高い評価を獲得している凄腕のジャズピアニストで、ご存知の方も多いでしょう。とにかくものすごいメンツがぼくの脚本を使って遊び倒してくださいます。お見逃しなく!
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* * *
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というわけで今月は上記告知でおしまい!
ㅤㅤㅤ
50年ぶりに1970年の大阪万博会場を訪れ、初めて太陽の塔に登った話、上野で開催中の「大キュビスム展」に悶絶した話。それにからめてYotuTubeチャンネル「山田五郎のオトナの教養講座」の面白さ。〈職業・話し相手〉を次のステップに進める話、OBPアカデミアの「遊びBAR」がついにSEASON4に突入した話、3年目のstudio_o3の新たな企画、さらに謎は謎を呼ぶエソラゴト舎という活動など、書き出すとキリがないのでそれはまた別な機会に。ぼくが一番頻繁に近況を更新しているのはFacebookなので(いまやもう、理屈っぽい高齢者男性のためのSNSになっちゃってるみたいですね)、ご興味が湧いた方はアカウントをフォローするなどしてご笑覧ください(友だち申請の際はお手数ですがメッセージを添えるようお願いしています)。
●髙階經啓のFacebookアカウント
https://www.facebook.com/tsunehiro.takashina
●【速報】東京都心で25.0℃を観測 11月に夏日は14年ぶり 過去最多の夏日日数も更新
https://news.yahoo.co.jp/articles/aa89b7d11ec8e66128a09ce22f796f40c591b4f4
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ちなみにこれを書いている11/6(月)も再び夏日となる予報が出ています。1年は365日。142日となると38.9%。ほぼ4割。年間の4割が夏日って、何気候といえばいいんでしょうね? 少なくとも東京にはもはや四季はなく、夏季と冬季の二季と、その間をつなぐ移行期間があるだけなんじゃないかと思えます。今年、熱中症で救急搬送された人の数が9万人を超えていて、毎年平均1000人超の死者が出ているそうです。1000人を超えるなんて大災害級です。
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いまさらもう「毎年が異常気象だ」とか「平年なんて年はどこにある?」なんて言っても仕方ありませんが、その状況に慣れてしまうのも危険です。例えば今年、現時点で台風は16号にしかなっていません。そのうちのいくつかは大きな災害をもらたしましたが、発生数自体は少ないと言っていいでしょう。これが何を意味するのか。数が減った分威力が増すのか、たどるコースが前例のないものになるのか、あるいは11月を過ぎてからどんどん台風が発生するのか。油断せずに見守りたいと思います。
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と、防災アルバイターっぽい話はこのくらいにして。
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巨大な災害のことは、ずーっとぼくの頭の中にあるようで、個人的に書き溜めている虚構作品群の中にも繰り返し登場します。そこでは〈大災厄〉と名前をつけていくつもの作品の中で描き出しています(そういえば新海誠監督の最近の3作品『君の名は。』『天気の子』『すずめの戸締り』もいずれも巨大災害が背景にありますね。巨大な災害は作家のオブセッションの元になりやすいのかもしれません)。
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そしてそして。ずばり〈大災厄〉という設定を持ち込んだ脚本『Silently She Dances〜静かなるダンス』という作品を2016年に執筆しておりまして、その再演が12/8にあります。ぜひ足をお運びください。
●12月8日(金)新宿ReNY レナード衛藤×デーモン閣下 音楽&朗読ライブ
https://leoeto.com/news/462/
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[公演情報]
◆タイトル:
太鼓と旅して40周年記念
レナード衛藤×デーモン閣下 音楽&朗読ライブ
“Silently She Dances”
◆日時:
12月8日(金)新宿ReNY
開場18:00 開演19:00
◆出演:
レナード衛藤(太鼓)
デーモン閣下(朗読、歌)
林正樹(キーボード)
◆スタッフ:
脚本:高階經啓
舞台監督:伊藤英一(クリエイション)
照明:小宮康生(Inner filaments)
音響:木村文子
◆チケット(全席自由)
7,000円(税込)+1ドリンク代
※整理番号順に入場
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企画・制作・演出・演奏を手がけるのが和太鼓奏者のレナード衛藤さん。鼓動の音楽監督という経歴にピンとくる人、世界50カ国を股にかけ各地のミュージシャンやダンサーとのコラボ活動で知る人、そして父上(筝 生田衛藤流家元の衛藤公雄)、兄上(重金属打楽器奏者のスティーヴ・エトウ)というDNAに反応する人などいろいろでしょうが、とにかく自由な生き方と演奏にライブで触れて欲しい! 朗読・歌は言わずと知れたデーモン閣下。打ち合わせのために初めてお会いした時は世を忍ぶ仮の姿で登場され「おお、人間そっくりだ!」と感動したものです(笑)。キーボードの林正樹さんは、国内外で高い評価を獲得している凄腕のジャズピアニストで、ご存知の方も多いでしょう。とにかくものすごいメンツがぼくの脚本を使って遊び倒してくださいます。お見逃しなく!
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というわけで今月は上記告知でおしまい!
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50年ぶりに1970年の大阪万博会場を訪れ、初めて太陽の塔に登った話、上野で開催中の「大キュビスム展」に悶絶した話。それにからめてYotuTubeチャンネル「山田五郎のオトナの教養講座」の面白さ。〈職業・話し相手〉を次のステップに進める話、OBPアカデミアの「遊びBAR」がついにSEASON4に突入した話、3年目のstudio_o3の新たな企画、さらに謎は謎を呼ぶエソラゴト舎という活動など、書き出すとキリがないのでそれはまた別な機会に。ぼくが一番頻繁に近況を更新しているのはFacebookなので(いまやもう、理屈っぽい高齢者男性のためのSNSになっちゃってるみたいですね)、ご興味が湧いた方はアカウントをフォローするなどしてご笑覧ください(友だち申請の際はお手数ですがメッセージを添えるようお願いしています)。
●髙階經啓のFacebookアカウント
https://www.facebook.com/tsunehiro.takashina
2023年
10月
01日
(日)
15:58 |
編集
みなさん、10月ですよ。10月になっちゃいましたよ。
びっくりしますね。なんの挨拶もなしにもう10月です。
みなさんのところにはちゃんと予告など届いていましたか?
今年も残すところ3ヶ月。こうなったら仕方がない。焦らずのんびり参りましょう。
今月はついに完成した〈職業・話し相手〉サイトOPEN!!のお知らせです。
ㅤㅤㅤ
それにつけても9月は過ぎ去るのが早かったです。9/17,18には「ぼうさいこくたい2023」にブースを出展、他に引き受けてくれる人がいないので前年に続いてプロジェクトマネージャーとしてなんとかかんとか責務を果たし(果たせてないこともいっぱいあったのは重々承知)、2日目には号外にも書いた最高にほっこり明るいパネルディスカッションの司会進行を務め、ちょうど1年ほど前に発案した「防災のトレジャー」というコンセプトがいよいよ全国展開する運びとなりました。アーカイブ動画、ぜひご覧ください。
●BOSAI Treasure & Future ~防災の宝物と未来を考える~(本編開始時点にセットしました)
https://youtu.be/DkYPCE2tvi8?t=298
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防災アルバイターとしてのぼくは2022年6月2日にLINE株式会社の防災関連セクションにひっそり潜り込んで活動を開始していたのですが、LINEに誘ってくれた方と「ぼうさいこくたい2023」終了後に話した際に「あの時間はトレジャーでしたね〜。幸せな時間でした」と伝えたところ「LINEに入ってから1番ですか?」と質問され、「そうかもしれない!」と思いました。動画からも伝わると思います。そんなぼくの個人的感想はともかく、パネリストの皆さんの顔ぶれ、話の中身がすごくいいのでぜひご覧ください。
ㅤㅤㅤ
※細かいことですが、本日10/1現在LINE株式会社という会社は存在しません。LINEヤフー株式会社となっています。個人的には30年近く一匹狼的にやってきた防災アルバイター高階(還暦)は、本日を持ってさらに巨大な組織に身を置くことになり、激変する環境に目を回しつつ、暗躍を続けることになります。
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9月にはあと2つ幸せなことがありました。1つはもう終わってしまいましたが昨日開催されたstudio_o3 2周年記念企画《声・体・語りのo3フェスタ》です。オンラインでレッスンを重ねてきた出演者の中にまじってぼくも出演しました。出演者のみなさんのパフォーマンスもとても良かったのですが、そこはstudio_o3、一方的にパフォーマンををご披露して終わりにするのではなく、最後にちょっとだけご来場いただいたみなさんにも加わっていただきその場にいる全員でみんなの“声”の耳を傾ける時間を設けました。これがとてつもなく良かったです。当日のレポートや、振り返っての洞察など詳しくはFacebookページなどでお伝えしていきます。そちらをウォッチしてやってください。
●studio_o3 公式Facebookページ
https://www.facebook.com/studio.o3.dojo/
●公式Twitter(現X)
https://twitter.com/studio_o3_dojo
●studio_o3 公式サイト
http://www.studio-o3.com/index.html
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そしてようやく本題です。
〈職業・話し相手〉サイトがOPEN!!しました。9月末に向けてもろもろ激動の中、新進のウェブデザイナーに付き合っていただき4ヶ月近くかけて手探りで少しずつ進めてきました。本日をもって正式リリースといたします。
●〈職業・話し相手〉
https://www.asahi-net.or.jp/~va7t-tksn/
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新進のウェブデザイナーというのは次女で、仕事としてオフィシャルに世の中に出すものとしてはこれが最初のウェブサイトとなるそうです。ぼくもいろいろ注文をつけましたが、彼女からアドバイスをたくさんもらい、考え方の整理をさせてもらいました。もちろんウェブサイトをつくるということが企業にとって自身を見直すチャンスになるということは長年仕事でよく知っていたのではありますが、自分がクライアント側に立ってそれを体験できたのは貴重な体験でした(余談ですが、次女は昨日《声・体・語りのo3フェスタ》も観に来てくれました。これも幸せなことに加えるべきかもしれません)。
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〈職業・話し相手〉は、このところあまり大々的には書いておりませんでしたが、必要に応じてご利用いただく方と、〈職業・話し相手〉という活動そのものに共感して寄付いただく方に支えられ、コンスタントに活動を続けています。サイトにも書きましたが、もやもやしたり、行き詰まったりした時、“ちょうどいい話し相手”さえいれば、もやもやが晴れたり、すっと解決したりすることはよくあります。でもリアルな身近な人には、身近だからこそ話せないこともあります。そんな時にご利用いただければと思います。
●What is 〈職業・話し相手〉
https://www.asahi-net.or.jp/~va7t-tksn/#comment
●FEATURES(特徴)
https://www.asahi-net.or.jp/~va7t-tksn/#features
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〈職業・話し相手〉の本格始動が2019年6月1日。4周年をすぎ、5年目に入ってもコンスタントにお声がけいただいているということが、〈職業・話し相手〉を続ける意味があることの証明になっていると思います。開始当初1時間5,000円は妥当なのか悩みましたが、たくさんのセッションを経て、ご利用いただいた方からのご感想を聞き、いまはちょうどよい落とし所だったと実感しています。
●USERS' VOICE’(依頼主さんの利用してのご感想)
https://www.asahi-net.or.jp/~va7t-tksn/#voice
●SERVICE(時間・料金)
https://www.asahi-net.or.jp/~va7t-tksn/#service
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気軽にご利用ください。あるいは寄付して、経済状態に関係なくご利用いただける環境づくりをサポートしてください。
●GIFT SESSION(無料ギフトセッションについて)
https://www.asahi-net.or.jp/~va7t-tksn/#gift
●DONATION(寄付して無料ギフトセッションをサポートする方へ)
https://www.asahi-net.or.jp/~va7t-tksn/#donation
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防災アルバイター、studio_o3ナビゲーター、〈職業・話し相手〉創始者、さらには「遊びBAR」マスター、予防学立ち上げ人、文集『飛行機工場の少女たち』朗読者と、60歳にもなっていまだに自分の顔が定まらない謎な人生を送っていますが、そのどれもが多くの方のご理解と応援によって支えられていることを痛感しています。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
びっくりしますね。なんの挨拶もなしにもう10月です。
みなさんのところにはちゃんと予告など届いていましたか?
今年も残すところ3ヶ月。こうなったら仕方がない。焦らずのんびり参りましょう。
今月はついに完成した〈職業・話し相手〉サイトOPEN!!のお知らせです。
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それにつけても9月は過ぎ去るのが早かったです。9/17,18には「ぼうさいこくたい2023」にブースを出展、他に引き受けてくれる人がいないので前年に続いてプロジェクトマネージャーとしてなんとかかんとか責務を果たし(果たせてないこともいっぱいあったのは重々承知)、2日目には号外にも書いた最高にほっこり明るいパネルディスカッションの司会進行を務め、ちょうど1年ほど前に発案した「防災のトレジャー」というコンセプトがいよいよ全国展開する運びとなりました。アーカイブ動画、ぜひご覧ください。
●BOSAI Treasure & Future ~防災の宝物と未来を考える~(本編開始時点にセットしました)
https://youtu.be/DkYPCE2tvi8?t=298
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防災アルバイターとしてのぼくは2022年6月2日にLINE株式会社の防災関連セクションにひっそり潜り込んで活動を開始していたのですが、LINEに誘ってくれた方と「ぼうさいこくたい2023」終了後に話した際に「あの時間はトレジャーでしたね〜。幸せな時間でした」と伝えたところ「LINEに入ってから1番ですか?」と質問され、「そうかもしれない!」と思いました。動画からも伝わると思います。そんなぼくの個人的感想はともかく、パネリストの皆さんの顔ぶれ、話の中身がすごくいいのでぜひご覧ください。
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※細かいことですが、本日10/1現在LINE株式会社という会社は存在しません。LINEヤフー株式会社となっています。個人的には30年近く一匹狼的にやってきた防災アルバイター高階(還暦)は、本日を持ってさらに巨大な組織に身を置くことになり、激変する環境に目を回しつつ、暗躍を続けることになります。
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9月にはあと2つ幸せなことがありました。1つはもう終わってしまいましたが昨日開催されたstudio_o3 2周年記念企画《声・体・語りのo3フェスタ》です。オンラインでレッスンを重ねてきた出演者の中にまじってぼくも出演しました。出演者のみなさんのパフォーマンスもとても良かったのですが、そこはstudio_o3、一方的にパフォーマンををご披露して終わりにするのではなく、最後にちょっとだけご来場いただいたみなさんにも加わっていただきその場にいる全員でみんなの“声”の耳を傾ける時間を設けました。これがとてつもなく良かったです。当日のレポートや、振り返っての洞察など詳しくはFacebookページなどでお伝えしていきます。そちらをウォッチしてやってください。
●studio_o3 公式Facebookページ
https://www.facebook.com/studio.o3.dojo/
●公式Twitter(現X)
https://twitter.com/studio_o3_dojo
●studio_o3 公式サイト
http://www.studio-o3.com/index.html
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そしてようやく本題です。
〈職業・話し相手〉サイトがOPEN!!しました。9月末に向けてもろもろ激動の中、新進のウェブデザイナーに付き合っていただき4ヶ月近くかけて手探りで少しずつ進めてきました。本日をもって正式リリースといたします。
●〈職業・話し相手〉
https://www.asahi-net.or.jp/~va7t-tksn/
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新進のウェブデザイナーというのは次女で、仕事としてオフィシャルに世の中に出すものとしてはこれが最初のウェブサイトとなるそうです。ぼくもいろいろ注文をつけましたが、彼女からアドバイスをたくさんもらい、考え方の整理をさせてもらいました。もちろんウェブサイトをつくるということが企業にとって自身を見直すチャンスになるということは長年仕事でよく知っていたのではありますが、自分がクライアント側に立ってそれを体験できたのは貴重な体験でした(余談ですが、次女は昨日《声・体・語りのo3フェスタ》も観に来てくれました。これも幸せなことに加えるべきかもしれません)。
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〈職業・話し相手〉は、このところあまり大々的には書いておりませんでしたが、必要に応じてご利用いただく方と、〈職業・話し相手〉という活動そのものに共感して寄付いただく方に支えられ、コンスタントに活動を続けています。サイトにも書きましたが、もやもやしたり、行き詰まったりした時、“ちょうどいい話し相手”さえいれば、もやもやが晴れたり、すっと解決したりすることはよくあります。でもリアルな身近な人には、身近だからこそ話せないこともあります。そんな時にご利用いただければと思います。
●What is 〈職業・話し相手〉
https://www.asahi-net.or.jp/~va7t-tksn/#comment
●FEATURES(特徴)
https://www.asahi-net.or.jp/~va7t-tksn/#features
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〈職業・話し相手〉の本格始動が2019年6月1日。4周年をすぎ、5年目に入ってもコンスタントにお声がけいただいているということが、〈職業・話し相手〉を続ける意味があることの証明になっていると思います。開始当初1時間5,000円は妥当なのか悩みましたが、たくさんのセッションを経て、ご利用いただいた方からのご感想を聞き、いまはちょうどよい落とし所だったと実感しています。
●USERS' VOICE’(依頼主さんの利用してのご感想)
https://www.asahi-net.or.jp/~va7t-tksn/#voice
●SERVICE(時間・料金)
https://www.asahi-net.or.jp/~va7t-tksn/#service
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気軽にご利用ください。あるいは寄付して、経済状態に関係なくご利用いただける環境づくりをサポートしてください。
●GIFT SESSION(無料ギフトセッションについて)
https://www.asahi-net.or.jp/~va7t-tksn/#gift
●DONATION(寄付して無料ギフトセッションをサポートする方へ)
https://www.asahi-net.or.jp/~va7t-tksn/#donation
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防災アルバイター、studio_o3ナビゲーター、〈職業・話し相手〉創始者、さらには「遊びBAR」マスター、予防学立ち上げ人、文集『飛行機工場の少女たち』朗読者と、60歳にもなっていまだに自分の顔が定まらない謎な人生を送っていますが、そのどれもが多くの方のご理解と応援によって支えられていることを痛感しています。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
2023年
09月
23日
(土)
07:42 |
編集
おはようございます。高階です。
東京は昨日あたりから急に涼しくなりました。昨夜は「寒いから」という理由で窓を閉めて寝ました。いつ以来かわかりません。このとんでもなく長く暑かった2023年の夏もようやく終わろうとしているようです。みなさん、いかがお過ごしですか? 急な気候の変化です。体調を崩したりしないよう、どうぞご自愛くださいませ。
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さて。出演情報です。先に9月30日に迫った〈出演します!〉から書きます。終わったばかりの〈出演しました!〉について早く知りたい方はこちらの動画をご覧ください。
●BOSAI Treasure & Future ~防災の宝物と未来を考える~
https://www.youtube.com/watch?v=DkYPCE2tvi8
(5分ちょうどくらいから本編が始まります)
↑めちゃ楽しかったですよ~。内容もこれ以上ないくらい濃く深い。この時間がぼくにとって宝物でした。
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その1〈出演します!〉
1週間後に迫りました。“じぶんの声と体で語る”ということばを掲げるオンライン道場studio_o3の2周年記念企画《声・体・語りのo3フェスタ》、オフライン(リアル)イベントで開催します。配信もありませんし、アーカイブもありません。一期一会を味わう会とします。詳細はこちら↓
●studio_o3 2周年記念企画《声・体・語りのo3フェスタ》
http://www.studio-o3.com/course/festa/festa_2023.html
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この3ヶ月間、出演者のみなさんと稽古を重ねてきて、いよいよお披露目の時が近づいてきました。これがどれもとんでもなく良いのです。まさに声をことほぎ、語りの実りを収穫する祭典です。8組10人が、まさに十人十色でお届けします。2人のナビゲーター(司田由幸とぼく)、コーディネーター(大和田瑞穂)もちょこっと(ちょこまかと?)出演します。そちらもお楽しみに。
◆チケットのご予約は↓こちらから! (※定員は各回25名と限りがあります。どうか事前ご予約お願いします)
http://www.studio-o3.com/reserve/festa_join.html
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[概要]
◆日時:2023年9月30日(土)
・ひるの部 13:00開演
・よるの部 17:00開演
◆会場:シェアスペース「モネリコ」
https://www.gram.co.jp/monerico.html
東京都目黒区東山3-9-2 Isola A
(東急田園都市線 池尻大橋駅から徒歩5分)
◆チケット料金:前売2,000円、当日2,500円
※全席自由席となります。
◆定員:各回25名(受付完了先着順)
※チケット料金のご入金をもってお申し込み受付完了とさせていただきます。
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個人的にはぼくのSudden Fiction Projectの最初期の作品から、けっこう最近の作品までを、朗読したり演じたりしてもらえるのがとっても幸せです。声の魅力を楽しみ尽くす楽しいフェスタにどうぞお越しください!(会場のキャパに限りがございます。予約していないばかりに入場できない、なんて悲劇が起きないように、どうか事前にご予約くださいませ!)
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その2〈出演しました!〉情報
去る9/17,18に横浜国立大学で開催された「ぼうさいこくたい2023」で、2日目の午後に神戸市さん主催のセッション「BOSAI Treasure & Future~防災の宝物と未来を考える~」に司会進行兼コーディネーターとして出演しました。防災界のすんごい顔ぶれを前に翻弄される高階の姿をアーカイブ動画でお楽しみください。パネリストのみなさんの発言内容がとにかく素敵です。
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パネリストのみなさん(発言順に)
☆中川和之 さん(時事通信社解説委員/日本ジオパーク学術支援連合委員(地震学会))
☆行司高博 さん(人と防災未来センター 研究部長)
☆神原咲子 さん(神戸市看護大学 看護学部 災害・国際看護学分野 教授)
☆臼田 裕一郎 さん(国立研究開発法人防災科学技術研究所 総合防災情報センター長)
☆あんどうりす さん(アウトドア防災ガイド/兵庫県立大学大学院 減災復興政策研究科 博士課程)
☆高槻麻帆さん(主催者 神戸市危機管理室 係長)
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パネリストのみなさんが防災をめぐって『宝物』と感じているものについて語り(いわゆる大上段の「大きな話」というよりも、それぞれのプライベートな逸話にも触れ!)、ご聴講のみなさんにもその場で公開ワークショップ形式でそれぞれの『宝物』や『未来』をご投稿いただき、それをめぐってまた話が弾む。
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神戸市さんと、AI防災協議会と、そして〈BOSAI Treasure & Future研究会〉の仲間たちと、「こんな風になったらいいな」と思い描いていたものがまさしく形になりました。今年の初めくらいから折につけお伝えしてきた「1.17 Treausre & Future」にこめられた思いと、これから何が起ころうとしているのかというビジョンがわかりやすく伝わるセッションとなりました。ぜひ、ぜひ、見てやってください。
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●BOSAI Treasure & Future ~防災の宝物と未来を考える~
https://www.youtube.com/watch?v=DkYPCE2tvi8
(5分ちょうどくらいから本編が始まります)
※ご覧になって面白そう!と思ったら、セッション中でミニワークショップを行っている「AI防災支援システム」をぜひ使ってみてください。Facebookでつながりのある、全てのみなさま、どうぞよろしくお願いいたします!
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★ ★ ★
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さてさて。いつにもまして長く、アツくなってしまいました。2023年の夏のように。今日の天気にならってそろそろクールダウンいたします。お会いできる方は9/30に池尻大橋モネリコ(グラム・デザインさん内)にてお会いしましょう。ではまた、来月初めあたりに。
東京は昨日あたりから急に涼しくなりました。昨夜は「寒いから」という理由で窓を閉めて寝ました。いつ以来かわかりません。このとんでもなく長く暑かった2023年の夏もようやく終わろうとしているようです。みなさん、いかがお過ごしですか? 急な気候の変化です。体調を崩したりしないよう、どうぞご自愛くださいませ。
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さて。出演情報です。先に9月30日に迫った〈出演します!〉から書きます。終わったばかりの〈出演しました!〉について早く知りたい方はこちらの動画をご覧ください。
●BOSAI Treasure & Future ~防災の宝物と未来を考える~
https://www.youtube.com/watch?v=DkYPCE2tvi8
(5分ちょうどくらいから本編が始まります)
↑めちゃ楽しかったですよ~。内容もこれ以上ないくらい濃く深い。この時間がぼくにとって宝物でした。
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その1〈出演します!〉
1週間後に迫りました。“じぶんの声と体で語る”ということばを掲げるオンライン道場studio_o3の2周年記念企画《声・体・語りのo3フェスタ》、オフライン(リアル)イベントで開催します。配信もありませんし、アーカイブもありません。一期一会を味わう会とします。詳細はこちら↓
●studio_o3 2周年記念企画《声・体・語りのo3フェスタ》
http://www.studio-o3.com/course/festa/festa_2023.html
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この3ヶ月間、出演者のみなさんと稽古を重ねてきて、いよいよお披露目の時が近づいてきました。これがどれもとんでもなく良いのです。まさに声をことほぎ、語りの実りを収穫する祭典です。8組10人が、まさに十人十色でお届けします。2人のナビゲーター(司田由幸とぼく)、コーディネーター(大和田瑞穂)もちょこっと(ちょこまかと?)出演します。そちらもお楽しみに。
◆チケットのご予約は↓こちらから! (※定員は各回25名と限りがあります。どうか事前ご予約お願いします)
http://www.studio-o3.com/reserve/festa_join.html
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[概要]
◆日時:2023年9月30日(土)
・ひるの部 13:00開演
・よるの部 17:00開演
◆会場:シェアスペース「モネリコ」
https://www.gram.co.jp/monerico.html
東京都目黒区東山3-9-2 Isola A
(東急田園都市線 池尻大橋駅から徒歩5分)
◆チケット料金:前売2,000円、当日2,500円
※全席自由席となります。
◆定員:各回25名(受付完了先着順)
※チケット料金のご入金をもってお申し込み受付完了とさせていただきます。
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個人的にはぼくのSudden Fiction Projectの最初期の作品から、けっこう最近の作品までを、朗読したり演じたりしてもらえるのがとっても幸せです。声の魅力を楽しみ尽くす楽しいフェスタにどうぞお越しください!(会場のキャパに限りがございます。予約していないばかりに入場できない、なんて悲劇が起きないように、どうか事前にご予約くださいませ!)
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その2〈出演しました!〉情報
去る9/17,18に横浜国立大学で開催された「ぼうさいこくたい2023」で、2日目の午後に神戸市さん主催のセッション「BOSAI Treasure & Future~防災の宝物と未来を考える~」に司会進行兼コーディネーターとして出演しました。防災界のすんごい顔ぶれを前に翻弄される高階の姿をアーカイブ動画でお楽しみください。パネリストのみなさんの発言内容がとにかく素敵です。
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パネリストのみなさん(発言順に)
☆中川和之 さん(時事通信社解説委員/日本ジオパーク学術支援連合委員(地震学会))
☆行司高博 さん(人と防災未来センター 研究部長)
☆神原咲子 さん(神戸市看護大学 看護学部 災害・国際看護学分野 教授)
☆臼田 裕一郎 さん(国立研究開発法人防災科学技術研究所 総合防災情報センター長)
☆あんどうりす さん(アウトドア防災ガイド/兵庫県立大学大学院 減災復興政策研究科 博士課程)
☆高槻麻帆さん(主催者 神戸市危機管理室 係長)
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パネリストのみなさんが防災をめぐって『宝物』と感じているものについて語り(いわゆる大上段の「大きな話」というよりも、それぞれのプライベートな逸話にも触れ!)、ご聴講のみなさんにもその場で公開ワークショップ形式でそれぞれの『宝物』や『未来』をご投稿いただき、それをめぐってまた話が弾む。
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神戸市さんと、AI防災協議会と、そして〈BOSAI Treasure & Future研究会〉の仲間たちと、「こんな風になったらいいな」と思い描いていたものがまさしく形になりました。今年の初めくらいから折につけお伝えしてきた「1.17 Treausre & Future」にこめられた思いと、これから何が起ころうとしているのかというビジョンがわかりやすく伝わるセッションとなりました。ぜひ、ぜひ、見てやってください。
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●BOSAI Treasure & Future ~防災の宝物と未来を考える~
https://www.youtube.com/watch?v=DkYPCE2tvi8
(5分ちょうどくらいから本編が始まります)
※ご覧になって面白そう!と思ったら、セッション中でミニワークショップを行っている「AI防災支援システム」をぜひ使ってみてください。Facebookでつながりのある、全てのみなさま、どうぞよろしくお願いいたします!
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さてさて。いつにもまして長く、アツくなってしまいました。2023年の夏のように。今日の天気にならってそろそろクールダウンいたします。お会いできる方は9/30に池尻大橋モネリコ(グラム・デザインさん内)にてお会いしましょう。ではまた、来月初めあたりに。
2023年
09月
01日
(金)
09:58 |
編集
100年前の今日、大正12年(1923年)9月1日午前11時58分32秒、関東地方南部を震源として関東地震が発生しました。この地震によって引き起こされた災害がいわゆる関東大震災です。
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つい先日、国営東京臨海広域防災公園 (そなエリア)で開催された「関東大震災特別企画展」に行き、建物の前の起震車でこの関東地震の揺れを体験しました。実に長かったです。記録では本震(マグニチュード7.9とも8とも言われている)の持続時間は48秒と記されていますが、もっと長かった。調べてみると12時1分と3分に大きな余震があり、それぞれマグニチュード7.2、7.3なのでこの4分半ほどのあいだに、やんだと思ったらまた同じくらい大きく揺れ、今度こそやんだと思ったらまた同じくらい大きく揺れるということを当時の人も体験したのだとわかります。それはもう恐ろしく怖かったことでしょう。そしてそれはまだ10万5000人もの犠牲者を出す大震災の序章でしかなかったわけです。
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こんな話はぼくが書くまでもなく、関東大震災100年の今年、いたるところで語られると思うのでここまでにしますが、激しい揺れによる建物の倒壊、液状化による地盤沈下、崖崩れ、津波、そして火災旋風などで死者の8〜9割の命を奪い9月3日まで燃え続けた火災、さらにはデマによる人災と、災害の実態は9月1日正午にとどまるものではなかったことは、書き添えておきます。案外知らない人は知らないので。
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*
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さて、そういうわけで今日は主に防災アルバイターとしてのお仕事話をメインに書きます。
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9月17日(日)、18日(月・祝)に開催される今年の「ぼうさいこくたい2023」は、まさしく関東地震の震源地であった神奈川県が舞台となります。会場は横浜市の横浜国立大学。ぼくは今年もAI防災協議会のメンバーとしてブース出展し、協議会の活動について紹介します。その中には、今年の初めに開始した、防災の宝物と防災の未来をみんなで集めるプロジェクト「1.17 Treasure & Future」改め「BOSAI Treasure & Future (from KOBE)」についてもしっかり展示するのでぜひ見に来てください。わりとブースにいると思います。いなかったら呼び出すこともできるのでスタッフにお声がけください。
●出展番号P-51「AI防災協議会・会員団体の活動紹介〜防災DX官民共創協議会との協働など」
https://bosai-kokutai.jp/2023/p-51/
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9/18にはシンポジウム(セッションと呼ばれています)の司会進行役で出演もします。錚々たる顔ぶれのパネリストを前にして緊張しているぼくの顔を見に来てやってください(笑)。
●出展番号S-16「BOSAI Treasure & Future ~防災の宝物と未来を考える~」
https://bosai-kokutai.jp/2023/s-16/
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ちなみにこのシンポジウムの前身として過去4回の座談会を開催しており、そのうち4月23日にオンライン配信したものを見ることができます。今見返してもめちゃ面白い内容なので、よろしければぜひご覧ください。高階がしゃべりすぎていることを除けば、これまたすごいメンバーによる、めちゃくちゃ濃い内容の話で、大変刺激的です。
●[録画配信] 1.17 Treasure & Future ~防災の未来をKOBEから~ 公開座談会( 2023年4月23日(日) 開催)
https://biz.weathernews.com/117treasure_and_future
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「ぼうさいこくたい」のことをご存知ない方のために書き添えると(去年の【近況報告】にはたくさんの方から「知らない、聞いたことがない」とお返事をいただきました汗)、いまや日本最大級の防災イベントで、毎年日本各地で開催され今年が8回目。会場は文化祭のような雰囲気で、子どもから大人までそれぞれの関心で楽しめる企画が目白押しです。専門家には専門家向けのコアな発表があり、家族連れには家族連れ向けのエンタテインメント性のある企画があり、さらに今年は関東大震災100年の節目に神奈川県で開催されるとあり、いやがうえにも力が入っています。防災にほんのちょっとでもご関心があればぜひ覗きにきてください。
●ぼうさいこくたい2023
https://bosai-kokutai.jp/2023/
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出演情報ついでにもうひとつ。久々にパフォーマーとしても人前に出ます。
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9月30日(土)、会場は池尻大橋駅近くの緑あふれる素敵なスペース「モネリコ」さんです。こちらは近くなったらまたご案内するつもりですが、会場のキャパシティの関係で早めにSOLD OUTする可能性がありますので、気になる方はお早めにご予約ください。ぼくが800編超書き溜めた作品群の中からstudio_o3の仲間がセレクトしてくれた作品や、今年大ブレイクの予感の脚本家・演出家の司田由幸による新作、そしてオンライン道場studio_o3に集う、めっぽう素敵な出演者陣による声と体と語りの祝祭です。道場開設2周年の秋祭りを祝いに来てやってください。
●studio_o3開設2周年記念 《声・体・語りのo3フェスタ》
http://www.studio-o3.com/course/festa/festa_2023.html
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というわけで今月は出演情報だらけの目立ちたがりモードでお騒がせしました。
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冒頭にたちかえると、お亡くなりになった10万5千人のうちほとんどの人は、8月31日まで、いや、9月1日午前11時58分31秒まで、まさか自分の身にそんなことが起きるとは思ってもいなかったことでしょう。それは今まさに「自分の身にそんなことが起きるとはなかなか思えない」ぼくやあなたと同じです。でもいたずらに怯えても仕方ありません。何が起きそうかあらかじめ知っておいて、何が起きても動じない程度に備える。備えたらあとは人生をしっかり楽しむ。そんな風にやってまいりましょう。「ぼうさいこくたい2023」や《声・体・語りのo3フェスタ》がそんなお役に立つ場になればと思います。リアルでお会いできれば嬉しいです。
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つい先日、国営東京臨海広域防災公園 (そなエリア)で開催された「関東大震災特別企画展」に行き、建物の前の起震車でこの関東地震の揺れを体験しました。実に長かったです。記録では本震(マグニチュード7.9とも8とも言われている)の持続時間は48秒と記されていますが、もっと長かった。調べてみると12時1分と3分に大きな余震があり、それぞれマグニチュード7.2、7.3なのでこの4分半ほどのあいだに、やんだと思ったらまた同じくらい大きく揺れ、今度こそやんだと思ったらまた同じくらい大きく揺れるということを当時の人も体験したのだとわかります。それはもう恐ろしく怖かったことでしょう。そしてそれはまだ10万5000人もの犠牲者を出す大震災の序章でしかなかったわけです。
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こんな話はぼくが書くまでもなく、関東大震災100年の今年、いたるところで語られると思うのでここまでにしますが、激しい揺れによる建物の倒壊、液状化による地盤沈下、崖崩れ、津波、そして火災旋風などで死者の8〜9割の命を奪い9月3日まで燃え続けた火災、さらにはデマによる人災と、災害の実態は9月1日正午にとどまるものではなかったことは、書き添えておきます。案外知らない人は知らないので。
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さて、そういうわけで今日は主に防災アルバイターとしてのお仕事話をメインに書きます。
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9月17日(日)、18日(月・祝)に開催される今年の「ぼうさいこくたい2023」は、まさしく関東地震の震源地であった神奈川県が舞台となります。会場は横浜市の横浜国立大学。ぼくは今年もAI防災協議会のメンバーとしてブース出展し、協議会の活動について紹介します。その中には、今年の初めに開始した、防災の宝物と防災の未来をみんなで集めるプロジェクト「1.17 Treasure & Future」改め「BOSAI Treasure & Future (from KOBE)」についてもしっかり展示するのでぜひ見に来てください。わりとブースにいると思います。いなかったら呼び出すこともできるのでスタッフにお声がけください。
●出展番号P-51「AI防災協議会・会員団体の活動紹介〜防災DX官民共創協議会との協働など」
https://bosai-kokutai.jp/2023/p-51/
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9/18にはシンポジウム(セッションと呼ばれています)の司会進行役で出演もします。錚々たる顔ぶれのパネリストを前にして緊張しているぼくの顔を見に来てやってください(笑)。
●出展番号S-16「BOSAI Treasure & Future ~防災の宝物と未来を考える~」
https://bosai-kokutai.jp/2023/s-16/
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ちなみにこのシンポジウムの前身として過去4回の座談会を開催しており、そのうち4月23日にオンライン配信したものを見ることができます。今見返してもめちゃ面白い内容なので、よろしければぜひご覧ください。高階がしゃべりすぎていることを除けば、これまたすごいメンバーによる、めちゃくちゃ濃い内容の話で、大変刺激的です。
●[録画配信] 1.17 Treasure & Future ~防災の未来をKOBEから~ 公開座談会( 2023年4月23日(日) 開催)
https://biz.weathernews.com/117treasure_and_future
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「ぼうさいこくたい」のことをご存知ない方のために書き添えると(去年の【近況報告】にはたくさんの方から「知らない、聞いたことがない」とお返事をいただきました汗)、いまや日本最大級の防災イベントで、毎年日本各地で開催され今年が8回目。会場は文化祭のような雰囲気で、子どもから大人までそれぞれの関心で楽しめる企画が目白押しです。専門家には専門家向けのコアな発表があり、家族連れには家族連れ向けのエンタテインメント性のある企画があり、さらに今年は関東大震災100年の節目に神奈川県で開催されるとあり、いやがうえにも力が入っています。防災にほんのちょっとでもご関心があればぜひ覗きにきてください。
●ぼうさいこくたい2023
https://bosai-kokutai.jp/2023/
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出演情報ついでにもうひとつ。久々にパフォーマーとしても人前に出ます。
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9月30日(土)、会場は池尻大橋駅近くの緑あふれる素敵なスペース「モネリコ」さんです。こちらは近くなったらまたご案内するつもりですが、会場のキャパシティの関係で早めにSOLD OUTする可能性がありますので、気になる方はお早めにご予約ください。ぼくが800編超書き溜めた作品群の中からstudio_o3の仲間がセレクトしてくれた作品や、今年大ブレイクの予感の脚本家・演出家の司田由幸による新作、そしてオンライン道場studio_o3に集う、めっぽう素敵な出演者陣による声と体と語りの祝祭です。道場開設2周年の秋祭りを祝いに来てやってください。
●studio_o3開設2周年記念 《声・体・語りのo3フェスタ》
http://www.studio-o3.com/course/festa/festa_2023.html
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というわけで今月は出演情報だらけの目立ちたがりモードでお騒がせしました。
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冒頭にたちかえると、お亡くなりになった10万5千人のうちほとんどの人は、8月31日まで、いや、9月1日午前11時58分31秒まで、まさか自分の身にそんなことが起きるとは思ってもいなかったことでしょう。それは今まさに「自分の身にそんなことが起きるとはなかなか思えない」ぼくやあなたと同じです。でもいたずらに怯えても仕方ありません。何が起きそうかあらかじめ知っておいて、何が起きても動じない程度に備える。備えたらあとは人生をしっかり楽しむ。そんな風にやってまいりましょう。「ぼうさいこくたい2023」や《声・体・語りのo3フェスタ》がそんなお役に立つ場になればと思います。リアルでお会いできれば嬉しいです。