クリエイティブ・ユニットLENZのblogです。
LENZ
スタジオLENZのゆる〜い動画③「動画、いいんじゃね?」というきっかけの作品
2017年 04月 18日 (火) 17:00 | 編集
ゆる〜いシリーズをゆる〜く続けています。
シリーズものは順番に読まなきゃ気が済まない!という方はまずはこちらをご覧あれ。

スタジオLENZのゆる〜い動画①見た人が自分も作りたくなる親近感
スタジオLENZのゆる〜い動画②アニメーションに手を出す!

気にならない方はこのままどうぞ。
今回は、そもそも①やら②やらの動画をせっせとつくるようになったきっかけについてお話しします。
つまり、ある意味ではこれが「はじまり」の話でもあるのです。

前にも書いたように、Facebookページの記事を更新する中で、単なる文字だけのものよりは写真付きのもの、ただ写真だけのものよりはスライドショーで動かしたものの方が、多くの人の目に触れているということがわかってきました。

ちょっとだけ理屈っぽい話になりますが、Facebookページには「インサイト」という機能があって、過去の投稿を一覧したり「人気の動画」を確認したりできるのですが、実はいまに至るまでトップの座を譲らない動画があって、これがすべてのきっかけとなりました。【LOVE! Girolomoni!!/ジーノ・ジロロモーニは考える…】とタイトルをつけたこの動画です。

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なぜそんなに見られているのか。いくつか理由は考えられます。

・最初のパスタを敷き詰めた画像が美しく、同時に「なんだこれ?」と興味を引きつける。

・色とりどりのパスタ(それは古代小麦や全粒粉などバラエティに富んだ小麦の種類のおかげ)の物珍しさ。

・音楽がそれまでの「やさしさ、天然」とは違ってロックスピリットで新鮮だった。

などなど。けれど、本当のところはわかりません。シェアはたった2件しかありませんし、純粋に「見られている」ということしかわからないのです。とにかく「動画、いいよね」ということになり、その後試行錯誤が始まります。そして再び多くの人に届いたのが、またしてもジロロモーニのパスタを扱った【LOVE Girolomoni!/今日は世界パスタデー!】でした。

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Facebookページ「[創健社] LOVE > FOOD > PEACEファンコミュニティ」の動画としては、Progress制作のレシピ動画など、他にももっと見られているものがありますが、スタジオLENZ制作のものでは最初の【LOVE! Girolomoni!!/ジーノ・ジロロモーニは考える…】を越えられずにいるのがなんとももどかしく、早く追い抜きたいという闘志を燃やすもととなっています。次回は再びアニメーション編をお届けします。ゆるくて笑えるシリーズです。

【参考】スタジオLENZ制作のゆる〜い動画がたくさんアップされている(Progressさんのかっこいい動画もアップされている)Facebookページはこちら。

●[創健社] LOVE > FOOD > PEACEファンコミュニティ

ブログで紹介した2つの動画には記事も付いていました。
記事のタイトルのつけ方も再生回数に影響があるかもしれません。ご参考までにリンクを。

●【LOVE! Girolomoni!!/ジーノ・ジロロモーニは考える…】
●【LOVE Girolomoni!/今日は世界パスタデー!】
広告方面の同業者で、若い人向けに、なんとなく打診(高階記)
2017年 01月 28日 (土) 18:38 | 編集
コピーライターとして30年くらい経験してきたことや、その中で発見したり体得してきた知識や技能をどどっと放出したくなっています(経験してきたこと、というのは割と面白いエピソードのようなことが中心で、「修行論」みたいなのはあまり関心がありません)。
 
知らず知らず蓄積してきた知見はとっとと次の世代に伝えてしまって、自分自身はそろそろ後半生向けの領域にシフトしようかと考えているわけです。とはいえ、その切り替えにはまだ数年かかかると思うので、まあ、だいたい60歳より手前をメドにシフトします。
 
で、ですね、すごく下世話な話ですが、例えば「競合プレゼンを制する企画づくりのTIPS」みたいなのを知りたいって人はどれくらいいるんでしょう?(ご興味があればコメント欄にお声がけください)
 
最近「なーんだ。そういうことだったんだ」って見えてしまったことがいろいろあるんだけど、この先自分がそれを使う機会よりも、今からこの世界でものつくりをする人、伸びる人の方が使う機会が多いし、はるかに役に立つだろうと思うわけですよ。そこで、なんとなく打診です。できれば「これから」の若い人向けに。
 
※誤解を招きそうなので補足。企画そのものは手を抜かずいいものを作るのは前提です。「カスを高く売りつける」「裏ワザで勝ちをもぎ取る」みたいな話ではないので、そういう期待を持った人は連絡しないでください。そういうご期待にはお答えできませんし、関わりたくもないです。
【お誘いします】音楽ライブの脚本を担当?【熱烈歓迎】
2016年 11月 18日 (金) 11:29 | 編集
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昨年の12月31日、ぼくはレナード衛藤さんと一緒にデーモン閣下のオフィスを訪問し、レナードさんが構想する新作公演のプランについて語り合いました。

その日お会いした、世をしのぶ仮の姿の閣下はとてもジェントルで、知的で、サービス精神あふれる悪魔で、初対面のぼくにもしゃべりやすい雰囲気を作っていただいたのが印象的でした。結局4時間くらい話し込んでしまい、大晦日だったので『絶対に笑ってはいけない名探偵24時』に出演するという話を教えてもらったり終始なごやかなミーティングでした。それが結実した作品がこれ。

レナード衛藤ブレンドラムス
「Silently She Dances-静かなるダンス」朗読編

11月24日(木)銀座・王子ホール
開場18:30 開演19:00

この時点ではぼくはまだデーモン閣下の朗読への関わりの深さを知りませんでした。今から思えば恐れ多い話ですが。

お会いした時にはまだよくわかっていなかったんですが、そして一般にはまだ知られざる横顔だと思いますが、デーモン閣下は百戦錬磨の朗読家だったのです。かれこれ20年近く、さまざまな形式で(それも邦楽界とのコラボレーションが多い)作品数もステージ数もおびただしい回数を行っています。

今年の3月、新作の「砂丘怪奇譚 〜 安部公房『砂の女』〜」を聞きに行き、朗読家でもあり、歌手でもあり、当意即妙のコメンテーターでもあるというフリースタイルなパフォーマンスにすっかり魅了されました。そしてまだ脚本は途中だったけれど「これはいける!」と確信しました。その日はちょっとしたアクシデントが多発する回でしたが、そういうハプニングも丸ごと引き受けて演じきるライブパフォーマーとしての度量にも感嘆しました。

高階のSudden Fiction Project的な虚構だと思われると困るので、今更ながら念のために書き添えておくと デーモン閣下というのは、あのデーモン閣下です。「聖飢魔IIの」といえば分かる人、「デーモン小暮」といえば分かる人、「大相撲解説者の」といえば分かる人など、いろいろいらっしゃると思いますが、そのデーモン閣下です。先日紹介した『この世界の片隅に』にからめて書くならば、広島にも縁の深い、あのデーモン閣下です。

デーモン閣下と同様に書くならば、和太鼓奏者のレナード衛藤さんは(「和太鼓奏者」と書くのがためらわれるくらい、一般的な「和太鼓」のイメージからは、かけ離れたライブパフォーマーです)、鼓童で音楽監督を務めたレナード衛藤さんであり、独立後はボブ・ノーベル賞受賞者・ディラン、ボンジョヴィをはじめ多くのミュージシャン・ダンサーと共演したレナード衛藤さんであり、箏曲家・故衛藤公雄さんのご子息のレナード衛藤さんであり、パーカッショニストのスティーヴ・エトウさんを兄に持つレナード衛藤さんであり、文化庁の文化交流使としてヨーロッパ・アフリカ・インドで現地アーティストと創作コラボレーションを行ったレナード衛藤さんです。

こう書くと、なんだかお二人とも虚構っぽいですが、実在のミュージシャンです。

このお二人に、ピアノの林正樹さんが加わり、デーモン閣下の朗読&歌を含めて「その全体が音楽である」というべきライブ体験ができます。

ぼくは脚本としてクレジットされていますが、5月初演に向けたリハーサルに参加しながら「ああ、ぼくは長い長い歌詞を書いたんだ」と感じました。音楽好きの皆さんは、ぜひ、音楽のライブだと思って足をお運びください。必ずご満足いただけると思います。ライブで盛り上がりながら、なんだか笑えて泣けて力入って脱力もしちゃうような、すごいスケールの「ものがたり」にも触れてしまう、というような感じになろうかと。

今週はじめの情報では「まだ良席あり」とのことでした。王子ホールです。どこに座っても素晴らしい音を味わえる素晴らしいホールだそうです。どうか聞きにきてやってください。

昨年末、レナードさんから「自分の今後のバイブルになる作品を作りたい」との依頼を受け、今年の前半無我夢中でとりくみました。高階個人にとっても大切な渾身の作品となりました。どうか観に来てやってください。ちなみに5月公演が終わるなり、レナードさんは「これはepisode2だ。高階さん、episode1も書くよね?」ととすごいことをさらっおっしゃいました。もちろん、受けて立ちます。ぼくにとってライフワークになります。ぜひ見届けてください。

   *   *   *

以下、 【公演情報】
レナード衛藤ブレンドラムス
「Silently She Dances-静かなるダンス」朗読編
11月24日(木)銀座・王子ホール
レナード衛藤(太鼓)
デーモン閣下(朗読、歌)、林正樹(ピアノ)
開場18:30 開演19:00
チケット:全席指定6,000円(税込)
好評発売中!
エムアンドアイ・カンパニー 03-5453-8899
イープラス
ローソンチケット
0570-000-777(Lコード:76012)

↓詳しくはコチラヘ↓
レナード衛藤ブレンドラムス
「Silently She Dances-静かなるダンス」朗読編
語るに値することを語り合おう(高階記)
2016年 11月 11日 (金) 10:06 | 編集
ドナルド・トランプが大統領に選出され、TPPが衆院で可決され、駆けつけ警護が始まる南スーダンではケニアが舞台を撤退するなど世界は騒然としている。大見出しの大事件があっても、ぼくらは眠りから覚めると昨日と続く自分自身の毎日を過ごすことになる。
 
久しぶりに、電子絵本『96歳の遺言』についてひとこと。これは80代ブロガーの中谷久子さん(a.k.a.hisako-baabaさん)が、当時96歳のおけいさん(故人)から聞いた話をまとめた聞き書きを電子絵本化したものです。ぼくはそのプロジェクトメンバーの一人です。
 
初めてブログを読んだ時「これだ!」と感じ、惚れ込みました。それは、「戦争だけは絶対やっちゃダメだよ!」とテンポのいい江戸っ子口調で力強く語られるおけいさんの一代記に魅せられたから。カラッとした文体とは裏腹に、幼少時代、戦争に至る日本、戦時中の生活、そして戦後に長く後を引く、戦災と呼ぶべき生活苦のエピソードが満載で、それこそが「語るに値すること」だと感じたのです。
 
「武力・戦略・武器」で語られる「大文字の戦争」ではなく、「死傷・飢え・困窮」をもたらす「等身大の戦争」がそこには描かれていました。敢えて言えば「男が大好きなドンパチ」ではなく、「女が体感した生活の中の戦争」がそこにはありました。政治家でもない、職業軍人でもない、圧倒的多数の非戦闘員である国民にとって、あるいは徴兵される者にとって、戦争とはどういうものなのかが伝わってきました。
 
平和ボケしたぼくらは「戦争」というと「大文字の戦争」をつい思い浮かべがちですが、イラクで、シリアで起きている通り、本当は「等身大の戦争」のことこそ実感を持ってわがことととらえる必要があるのでは?とぼくは考えます。
 
おかげさまで電子絵本『96歳の遺言』は多くの人に読んでもらえ、いろいろな反響もいただきました。ぼくにとってとても大切なプロジェクトです。
 
   *
 
このところぼくが『この世界の片隅に』を応援しているのは、『96歳の遺言』と通じる部分を感じているからです。映画を観る前から応援していたのは単純に、「芸能事務所の横暴な圧力で、大勢の人が命を削ってつくった作品が封じ込められるなんて絶対許せん!」という義憤のような気持ちからでした。
 
けれど、実際に試写会に足を運んで映画を見て立ち位置が変わりました。「ああ、これはもう一つの『96歳の遺言』だ!」と感銘を受けたのです。
 
おけいさん同様、物語はヒロインのすずさんの幼少期から始まり、ある意味で「すずさんの一代記」と言えなくもありません。おけいさんとは対照的に、すずさんは、おっとり、ぽや〜んとしていて(劇中は「ぼーっとしている」と言われています)、柔らかくて可愛い広島弁で語ります。
 
彼女は典型的な天然で、次々に笑いを引き起こします。そして一所懸命に毎日を生きています。境遇をどこまで把握できているのか見ていて不安になるようなところもありますが、前向きに明るく工夫を重ねる様子にはたくましさも感じます。すずさんのいる場所に笑いが絶えません。
 
   *
 
ええと。内容的なネタバレはしませんが、この後「観た後の個人的な感想」を書きます。念のため、これから観る人で、事前情報を嫌う人はここで離脱してください。
 
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すずさんは想像力豊かな人で、彼女が上手に描く絵は、あるいは彼女の目を通した世界はとても美しく、ファンタジックでさえあります。そんな「すずさんの毎日」を見ているだけでもとても豊かな体験なんですが、もちろん、それだけでは終わりません。戦争の気配は日常の中にも入り込んできます。
 
この作品では、戦争の悲惨さをこれでもかと描くようなことはしません。むしろ、その中でも続く「毎日」の方を大事に描きます。大きな災厄が起きても、それでも「毎日」は続きます。明るい工夫だってできます。笑いも絶えません。映画はそこを丁寧に描きます。ぼくはそのことに仰天するほど感動して、観る前とは全く別な動機でこの映画を応援しようと心に決めました。
 
この映画は、毎日を丁寧に生きようとする全ての人に向けられた映画です。大事なものが見つかる映画です。
 
素人にはよくわからない理不尽な事情から、テレビ広告もなく、上映館の数も小規模にスタートを切らざるを得ないようですが、ほんとは世代を超えて、いずれは国境も越えて、大きな反響を巻き起こすであろう作品です。大切な人と一緒に観に行って、大事なものを一緒に見つけてほしいと思います。
 
『96歳の遺言』、読んでください。明日11/12公開の『この世界の片隅に』、観てください。ぼくにとっての最新作でもある『Silently She Dances』もまた同じテーマだということに書いていて気づきました。
 
書いていてとりとめなくなりましたが、どれも、ぼくの大切にしているものの話です。読んだ人、観た人といっぱいおしゃべりしたいです。ぜひ、ご一緒に。
ポケモンGO日本初日の憂鬱(高階記)
2016年 07月 22日 (金) 21:05 | 編集
「ポケモンGOを研究して、ポケモンGOみたいな大ヒットゲームをいますぐつくれ!」と、号令をかけるアンポンタンな上司と、それを聞いて頭を抱えるゲームアプリ開発陣──というような情景がきっと世界中で展開されるんだろうなと思うと少し憂鬱になる。
 
「ポケモンGOみたいなゲームをつくれ!」とすでに口走ってしまった上司の皆さんと、週明けにそう言おうと思っていた上司の皆さんは、これを読んで猛省していただきたい。
 
   *
 
ポケモンもIngressも全く知らない人は、任天堂がたまたますんごい大ヒットゲームを開発したんだと思ってしまうかもしれないが、もちろんそれはとんでもない勘違いだ。
 
ポケモンには1996年の発売以来、紆余曲折はあったものの世界的な大ヒットゲーム・アニメ・映画etc.へと成長した20年超の歴史があり、そのファンだった子どもたち(上はもう35歳くらいから現役の子どもまで)と、子どもに付き合ったその親たち(上は60歳くらいまでいくだろう)と、「親子2世代×20年分」という膨大な数の、ファンと呼んでも差し支えない人々が、その世界観をあらかじめ理解している。
 
それに比べて、Ingressというスマホゲームは正式運用が2013年暮れと、わずか2年半しか歴史がないものの、その間、ユーザーと運営が協力しあって全世界500万カ所(たぶん)に「ポータル」と呼ばれる緯度経度情報を持つスポットを埋め込みまくった。ナイアンティック社は、そのGoogle Mapをベースにした地図情報を使ったゲーム用プラットフォームという強力な「インフラ」を持っている。これは誰にもすぐには真似できないし、どう転んでも太刀打ちできない財産だ。
 
全世界にかかえるポケモンファンとその周辺の人々、そしてナイアンティック社が持つ地図情報、そしてそれを使ってゲームとして遊ぶためのプラットフォームなくしては成立しない成功なのだ。スマホの中だけで完結するようなゲームとは背景が全く違うのだ。
 
でも「ポケモンGOってのがパッと出てきて大成功を収めた。ああいうのをやれ!作れ!」と言ってしまう人はそういうことを全く知らないし、理解もできない。丁寧に説明してもたぶん理解できない。言われた方は頭を抱えるしかない。
 
当分、その手のゲームデザイナー、アプリ開発者の憂鬱が続くことは間違いないだろう。
 
   *
 
ポケモン世代の子どもを持つ親であり、にわかIngressアディクトでもあるぼくは、しかし、全然別な理由でまだポケモンGOを使っていない。この数ヶ月間、ぼくにとってひそかな愉しみだったIngressのポータルが、何だかわからない熱を持った人々の溜まり場になってしまっているのかと考えただけでもうんざりしてしまう。だから今日はまだ何もしないまま家に引きこもっている。ぼくにはぼくの憂鬱があるのだ。
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