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#0003「ボタンのかけちがえ」(高階)
2004年 02月 09日 (月) 08:06 | 編集
最近よく思うことの一つがこれ。

ボタンのかけちがえってわかりますよね? 上から順番にボタンをはめて
いくと、あれあれ? 最後で右と左がナナメってるぞ! という状態です。
で、よくよく見ると最初のボタンが一段ずれちゃってたりするわけです。
その時に「では、すそが合うように最後のボタンだけ合わせよう」とか
「いやいやすそは隠して、とにかく布を浮かさず一つずつ留まっている状態に
しよう」とか議論することはない。最初からボタンをはめ直すしかない。

ですよね?

そもそものスタートから間違いだらけの戦争があって、
それがいろんな形で後を引いていて。目の前の一つひとつの問題について
「海外派兵の是非」「武力行使がどうの人道面がどうの」とかやるのも
大事なんだろうとは思いつつ、「すそを合わせるのが肝心!いやいや布を浮か
さず一つずつ!」とやっているように見えてならない。

ましてや「大量破壊兵器は見つからなくてもこの戦争は正統」なんて言葉は
「最初のボタンはズレているかもしれないけど、これで良かったんだ」としか
聞こえない。んなわけねーだろ、と思ってしまうのだ。いかがでしょう?

別にここで(この、世界の片隅で)戦争を論じたいわけではない。
やめるはずだった道路がまたつくられることになったり、
技術的に手に負えないことが露呈しているエネルギー産業の暴走を止められ
なかったり、みんな同じだなあと思うという話です。

最初からボタンをはめ直せばすむだけのことなのに、「すそを合わせろ!」
「いや布を浮かすな!」と相手の人格を否定しかねない勢いで議論したって、
ねえ? 天下国家を論じるような大問題だけでなく、ごく身近にもこういう
ことって多い気がします。

そんな時、「あ、ボタンのかけちがえじゃないかな?」と見てみるのは意外と
有効かもしれない。

もしそうとわかったら、多少面倒でも、時間がかかっても、
最初からボタンをはめ直すのが結果的には一番いい解決策だったりするということです。
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