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続・LENZの企み『パラダイス・モーテル』ポスターが生まれるまで(高階記)
2012年 03月 22日 (木) 23:47 | 編集
(前回までのあらすじ)
『パラダイス・モーテル』の台本を読んだ古村はエドワード・ホッパーに目をつけ、
大和田から狙い澄ましたかのようなドンピシャの写真が提供され沸き立つLENZの面々であった。
しかしこのままではあまりにも健康的な南国リゾートのまんまだぞ。

     *     *     *

大和田から届いた写真をベースに古村が魔法を使ってエドワード・ホッパーの世界にしたのがこれ。

HopperPARADISE1

どうです。

HopperPARADISE2

どうですどうです。
写真が絵画になっちゃってるでしょう?
おまけにエドワード・ホッパーの作品の中に紛れ込ませられそうでしょう?
すごいんです。素晴らしいんです。もうこれでOKだと思ったんです。
OKだと思ったからmixiのコミュニティなんかにはペタペタ貼ったりしたんです。

でもね、やっぱり実際に作品紹介の言葉と並べて貼ってみると
「う~んう~ん。あれれ、なんか違うぞ」
ということになってくるわけです。どこがどうというわけではないんですが、
やっぱり色合いや絵柄が「南国の日差し」「開放的なリゾート感」をアピールするわけです。
あえて狙ってちょっとはずしたところにボールを投げ込んで違和感を演出するってやり方もあるんですが、
この場合は、「そういう狙いです」と言い張るのも難しいはずれ方になっている。

そこでお願いをしたのが
「全体に色を褪せさせて南国リゾート感を後退させる」
「磨りガラス越しに見ているような感じにぼんやりさせる」
というものでした。その結果で来たのがこれ。
これもすごいんです。

PARADISE M01s

こわい。

PARADISE M02s

こっこわい!

『パラダイス・モーテル』がホラー、オカルト、猟奇殺人物ならもうこれでOKなんです。
でも、時代を出すためのシミのモチーフがブラッディーな感じを演出していて、
モーテルの惨劇みたいなのを期待する人が出てきちゃいそうなので、
このまま進めるわけにもいかない。でもすでにかなりいいところまで来ている。
何をどうすればいいんだ? ここでLENZははたと悩み立ち止まってしまいます。
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