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【「普通救命講習」履修のススメ】(高階記)
2014年 05月 18日 (日) 16:08 | 編集
本日、朝の9時から12時まで、途中10分間の休憩をはさんで約3時間の「普通救命講習」を修了しました。これね、義務教育の締めくくりに中3くらいで全員が受講すべきですよ! 身近な人には「受けるといいよ」ってどんどん勧めたいと思いました。

言ってみれば、「人の命を救うための、誰でもできるものすごく実用的な手技」が、たったの3時間、たったの1400円で身につくんです。人生の中で3時間、1400円を使って全国民がこれを体験していれば、心肺停止後に社会復帰できる人の割合が格段に増える、極めて有用な講習です。オススメします!

何をやったかと言うと、【救命処置】として、
(1)心肺蘇生法(胸骨圧迫と人工呼吸)
(2)AEDの使い方
をみっちり実習型式で。
(3)喉を詰まらせている人(意識あり)への対応
についてもじっくり解説。その他の【応急手当】ということで
(4)止血法
に関する基本的な考え方の解説と実技の見本を学びました。記憶に止めておくために、ちょっと詳しく書いておきますね。

   *   *   *

会場に着くと実習に使う上半身だけのマネキン(ちゃんと胸骨圧迫ができるし、人工呼吸もできる。実習用のAEDにも対応している)が6体横たわっていました。

受付で1400円を払うと、テキストと実習に使う人工呼吸用マウスピースと登録用の情報を書き込むシートを受け取り、シートに記入後お願いすると領収書も出ます。

ぼくが受けた講習は、田園調布消防署で開催されたもので、消防署からは救急隊長さんが1名立会い、講義そのものは東京防災救急協会からやってきた講師さん(2人いて1人はアシスト役)、20名の定員に対して参加者は16名(男性8名、女性8名)という形。

前半約80分で(1)心肺蘇生法について学び、胸骨圧迫を2回、人工呼吸を1回。周囲の安全確認から始まり、倒れている人への呼びかけで反応を確認し、周囲の助けを求めて119番通報と、AEDを持ってくる人を具体的に指名してお願いすること、呼吸のチェック(6カウント10秒以内の判断)、胸骨圧迫の開始。マウスピースを所持している場合は人工呼吸(ためらわれる場合は胸骨圧迫のみでOK)。

ちなみに「胸骨圧迫」とは、以前は「心臓マッサージ」と呼んでいたもののこと。でも「心臓マッサージ」では、実際に行う動作をイメージできないことから、より直接的に動作を示す「胸骨圧迫」に名称変更したのだという。これは「言葉のリデザインによる改善」といえるだろう。

後半約60分で(2)AEDの使い方を学ぶ。実技は、胸骨圧迫の最中にAEDが届くところから始まる。AEDを持って来てくれた相手に胸骨圧迫を交代してもらいながら、相手に指示を出し打つ自分でAEDを開けて音声に従って使う流れを体験。3人1チームになって「AEDを使う係」と「AEDを届けて胸骨圧迫を代わる係」を交代。最後は3人一緒に実習。通常AEDのパッドをつけるべき場所にペースメーカーがついていてパッドを貼れない、また、体表が濡れていてそのままパッドを貼れないといった応用編への対応と、胸骨圧迫を交代で行う訓練。

ラスト30分がほぼ座学で(3)喉を詰まらせている人(意識あり)への対応と(4)止血法。ちなみに胸骨圧迫と人工呼吸について厳重な注意事項として「家に帰って家族相手に試したがる人が必ず出てくるけれど絶対にダメ」というのがおかしかった。正常に心臓が動いている人相手に胸骨圧迫をやると不整脈を誘発したり、時には骨折を招いたりするからということだが、つまりまあ、過去にやった人がいるわけだ。

   *   *   *

以下、何から順番に手をつけるべきか、優先順位に迷わないようにメモ。

(1)と(2)は、呼びかけても反応もなく呼吸もしていない人(心肺停止状態)、つまり放っておくと数分で脳損傷(酸素)で社会復帰が困難になり、さらに放置すると死に到ってしまう人が対象。文字通り、命を救うための処置です。救急隊員に引き継ぐまで、もしくは傷病者が自分から動いたり自発呼吸したりするなど心肺蘇生に成功するまで続けるもの。

(3)はいわゆる喉が詰まって息ができない状態の人に対して、意識のある間にできること。この人が意識を失ったら、上記(1)(2)の世界に入ってしまうので、そうならないように気道に詰まったものを取り除くのが目的。意識を失ったら(1)(2)に移行する。

(4)は失血死や失血による臓器不全を防ぐための処置。見た目は派手に血を流していても心肺停止の場合、数分で死に到るので基本的には(1)と(2)が優先される。ただ大量に失血すると臓器不全になったり失血死にいたるので要注意。動脈性出血(心拍に合わせて動脈血がどばどば出ている場合は心臓が動いている証拠)の時はすぐ止血する。
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