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秘境・鶯谷探検記(高階記)
2014年 07月 30日 (水) 10:00 | 編集
              最後の異界
先日うろうろした時に見たもの、遭遇したもの、『東京最後の異界 鶯谷』を読みながら知ったこと、いろいろ面白いのでメモりまくることにした。

例えば鶯谷には明治以降の各時代の文化人の痕跡が色濃く残っている。「子規庵」は正岡子規が最期を迎えた家。道を挟んで「書道博物館」は書家・洋画家の中村不折のコレクション。中村不折は漱石の『吾輩は猫である』の挿画や日本盛のラベル、新宿中村屋の看板文字などポップシーンでも活躍している。同じブロックの裏側「ねぎし三平堂」は林家三平の家を改装した記念博物館。西村賢太がしばしばエッセイに名を書く居酒屋「信濃路」もこのあたりにあるという。江戸川乱歩『陰獣』の舞台として出てくる根岸の御行(おぎょう)の松もこの近辺。

濃いでしょ? なにしろすぐ近くに芸大もあるし帝大もほど遠からぬ場所だったわけで文化の香り高いのもうなずける。

そして一方ではアジア的なカオスの雰囲気をたたえるラブホテル街が駅前線路沿いにひしめきあっている。あらゆる需要に応えるデリヘルのメッカなのだそうだ。それを印象づけられたのは、訪れるたびに他の土地では会ったことがないような重量感あふれる女性がセクシーな服を着て何人も闊歩しているのに出会うこと。それが太陽が垂直に照りつける昼の真っ盛りであっても。

本の受け売りで言えば、山手線を挟んで内側は上野は東叡山寛永寺の霊園が、外側には北口ホテル街がみごとに対をなしている。本では「エロスとタナトス」と言っているがまさにまさに。生(性)と死、俗と聖、煩悩と涅槃、生まれる前と死んだ後、あまりにも対照的。

今回公演『おこめ』(http://www.suna-no-ue.com/cn9/ocome_2.html)の会場に利用する「東京キネマ倶楽部」は元々グランドキャバレーだったわけだし、今も同業のホールが近所では目につく。一方で、近くを歩けば入谷鬼子母神、小野照崎神社、元三島神社などそれぞれ物語をもった神社仏閣が点在している。

先日来紹介している豆富料理の「根ぎし笹乃雪」さん(http://www.sasanoyuki.com/)をはじめとした飲食店やお菓子屋さんも、いくつか訪れたけど、それぞれに個性あふれる感じでいいんです。メモ代わりにざざっと挙げると……

手児奈せんべい(せんべい)
 http://tabelog.com/tokyo/A1311/A131104/13131223/
グリル ビクトリヤ(洋食)
 http://www7.plala.or.jp/g-victoriya/
竹隆庵 岡埜(和菓子)
 http://nttbj.itp.ne.jp/0338734617/index.html
五感キッチン(カレー)
 http://tabelog.com/tokyo/A1311/A131104/13153688/
1-Point(カフェバー・ドッグカフェ)
 http://tabelog.com/tokyo/A1311/A131104/13142535/
レストラン 香味屋(洋食・かみや)
 http://www.kami-ya.co.jp/
舌焼亭 TANYATEI(牛タン)
 http://tabelog.com/tokyo/A1311/A131104/13039744/
DEN(カフェ・グラパン)
 http://tabelog.com/tokyo/A1311/A131104/13041212/
コーヒー店ジャン(コーヒー)
 http://tabelog.com/tokyo/A1311/A131104/13155190/
きみはん(江戸前煮干中華そば)
 http://www.tetsu102.com/brands/kimihan/
イリヤプラスカフェ(カフェ)
 http://www.imadoworks.com/iriyaplus/
鍵屋(居酒屋)
 http://tabelog.com/tokyo/A1311/A131104/13003743/
 (このブログ記事もオススメ)http://rikueri.hatenablog.jp/entry/2013/12/06/061930

これらはほんの一握りなんです。山手線で最も乗降客数の少ない鶯谷。どうも発掘のしがいがありそうです。

そんな鶯谷を訪れる絶好の機会が8/28-31にあります。いますぐご予約を!→砂の上の企画特別公演『おこめ』について http://www.suna-no-ue.com/cn9/ocome_2.html

今回ぼくは、作も演出も出演もしていませんが「この土地の、この会場で、この公演を、食を、音楽をできるだけ多くの人に体験してもらうこと」そのものが自分の作品だと思って取り組んでいます。

会場でお待ちしています。夏の終わりの一日、ぜひこの不思議な異界を町歩きして、飲んで食べて笑って泣いて楽しんでいってください。
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